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11月, 2020の投稿を表示しています

米セールスフォース、Slackと買収交渉

  25日WSJは、米セールスフォースがSlackの買収協議を開始したと報じた。関係者によれば、協議は早くとも来週までに合意に達する可能性があるとのことだ。買収額は170億ドルを上回る見込みで、成立すれば同社最大の買収となる。報道を受けて、Slackの株価は30%を超える上昇を見せた。 セールスフォースは従来からマイクロソフトを強く意識している。Slackを「フロントエンド」に据え、さらなる法人顧客の獲得とリレーション構築の基軸にしたい考えだ。

GOTOキャンペーンの概況と見直しによる経済損失

国土交通省が13日に発表した調査で、7月22日から10月31日までのキャンペーンの利用人泊数は3,976万人泊(一部推計含む)と報告された。また、1人当たりの旅行代金は13,553円で、総額で5,380億円の効果があったと推計される(年換算・概算ベースで約2兆1,500億円)。 仮にGO TO キャンペーンを停止した場合、年間ベースで2兆円の経済効果が失われる(GDPで0.4%分)。国内旅行消費全体では、4-6月期が前年同期比で80%超減となったのに対し、7-9月期ではGO TO キャンペーンによる持ち直しが見られた(前年同期比56%減)。仮にGO TO キャンペーンを停止した場合、クリスマスシーズンとも重なるため、再度大きな落ち込みとなることは避けられないだろう。 旅行会社各社においては、国内ツアーやオンライン旅行などを模索するも、厳しい状況が続いており、感染防止と経済をどう両立するかがよりいっそうの課題となっている。

投資のヒント、中国経済が鍵を握る

中国国家統計局は16日、10月の国内小売売上高を発表。10月は3兆8576億元と前年同期比で4.3%の成長となった。また、前月比では1.0%増となり、国内消費は順調な回復を見せている。内訳上位では、化粧品が18.3%増、自動車が12.0%増となった。 小売売上高(中国、日本) source: tradingeconomics.com 同日発表された鉱工業生産では、前年同期比6.9%増と7ヶ月連続の増加となった。また、前月比では0.78%増となった。内訳では、新エネルギー車が94.1%増、産業ロボットが38.5%増、掘削機が30.2%増、マイクロコンピューターが28.0%増、IC・集積回路が20.4%増となった。 鉱工業生産(中国、日本) source: tradingeconomics.com 中国経済は企業活動、消費の両方で回復が見られており、第4四半期ではこのペースがさらに加速すると予想されている。 中国関連銘柄に注目 中国経済の回復ペースが早まっていることを受けて、日経中国関連株50指数は2%の上昇となった。日経中国関連株50はソニー、村田製作所、ファナックなどの電気機器、信越化学工業などの化学メーカーが主要構成銘柄となっており、中国売上高が大きいパイを占める企業が連なる。その中から今回はコンシューマー系企業に焦点を当て、注目企業を3つほど選出した。 出所:日経 日産 日産は9月の中国販売台数が前年同月比で5.1%増、4月〜9月の累計で4.2%増となっている。10月のグローバル販売に占める中国での販売台数の比率は36%となっている(4〜9月期の累計では41%)。背景には、中国小売市場の回復と電気自動車需要の高まりが挙げられる。また、中国は2035年までに新車販売の全てを環境対応車にすると発表しているが、これを受けて日産ではEV車以外の全車種をハイブリッド仕様にすると発表した。今後、国策需要の取り込みが期待される。 資生堂 資生堂は、2020年の第3四半期決算で中国販売が前年比で7.9%増となったと発表した。特に好価格帯のプレステージが前年比で20%半ばの伸びとなっており、事業全体を牽引している。また、中国国内のEC売上高が堅調に推移していることも後押しし、中国のEC比率が30%となった。香港における感染再拡大や競争環境の激化などから会社予想は下回ったもの

ウイルス・風邪予防関連で買われる銘柄まとめ【更新】

サマリー 以下の関連銘柄に注目が集まる。 マスク 防護服 清浄機 消毒液 臨床検査 簡易検査キット 医薬品 ドラッグストア おしぼり *2/28更新 リモートワークや小中学校の休校で外出を控えるため、以下の銘柄にも注目が集まる スマホゲーム テレビ会議システム ニュース デリバリー コンビニ・スーパー(外食しないから) 音楽・コンテンツ系(Youtube関連など) SNS 3604 川本産業 医家用衛生材料最大手。ガーゼ、脱脂綿など。西松屋向け育児用品も。 マスク 4558 中京医薬品 配置医薬品大手。中部地盤から全国展開目指す。飲料水宅配事業を育成。 マスク 3417 大木ヘルス 首都圏地盤の大衆医薬品卸大手。PB商品やメーカーとの協同企画品も展開。 マスク 3593 ホギメデ 医療用不織布の最大手。院内感染防止製品で成長。キット販売に注力。 マスク 3161 アゼアス 防護服専門商社。米デュポン社、自社開発品も。畳などアパレル資材も扱う。 防護服 6946 日本アビオ NEC系の防衛向け表示電子機器大手。防衛省向け約4割。レーザー溶接も。 発熱スクリーニング 7963 興研 防塵・防毒マスク大手。防衛省向け独占。環境改善や医療・精密機器等も。 産業用マスク 7980 重松製作所 産業用防毒マスクで首位。米3MへOEM供給。官公庁向けで実績。防塵用も。 産業用マスク 3107 ダイワボウ 綿紡績の名門。情報システムが主力。繊維は機能性素材。産業機械はIoT拡大。 抗ウイルスマスク 3109 シキボウ 紡績名門。寝装、ニット、シャツ地に強み。航空機・機能材に注力。不動産も。 抗ウイルスマスク 8

グロース銘柄の二極化が起こる

ファイザーのワクチン実験における有効性が確認され、相場の様相は一変した。これまでコロナ相場を牽引してきたテック株が軒並み下げる展開の一方で、エネルギー・不動産・銀行株などが大きく上昇した。テック銘柄の代表格ともいえるZOOMは、終値ベースで15%の下落となり、自宅フィットネスのPelotonは20%を超える下落となった。

ワクチンで相場の様子が一変か

ファイザーのワクチン関連のニュースを受け、ダウ平均は5%を超える上昇を見せている。セクター別では、エネルギー(+15%)、不動産(+9%)、金融(+7%)となっており、コロナ禍で失速していた銘柄が大きく買い戻される展開となっている。

ファイザーがコロナワクチンの第3相試験で90%以上の有効性を確認

  9日、米製薬大手ファイザーが新型コロナウイルスのワクチン開発における中間試験で90%以上の有効性を確認したと報道された。 WSJの記事によれば、対象者(症状ありの罹患者)は94人で、90%以上の有効性が確認された。今後も治験に問題がなければ、販売開始に向けて今月末までにも規制当局と調整するとのこと。